求人広告屋の掘った穴

記事には書けないことを、吐き出したい。

残業ゼロのホワイト企業の割合を、自分の仕事から適当に類推する。

正社員で、残業ゼロの仕事。

夢のような話かもしれないけど、実際に世の中には、そんな職場がある。
僕もこれまでに何回か、そのような企業を担当し広告を制作したことがある。
もしかしたら、おいおいそんな企業が求人広告業者に言うことなんか
ウソばっかりじゃないのか、と思うかもしれないが、そんなこともない。
以前も書いたように、あまりにも大きな嘘だと
大きなトラブルになるので、こちらもしっかり裏を取るし、
企業側もそこまでのリスクはなかなか取らない。
大体、本当にそういう会社には17時とか18時とか
定時以降に電話をかけると繋がらなかったりする。

だから、正社員で残業ゼロの職場というのは実際にあるのだ。
で、ふとそんなホワイト企業というのは、
どれくらいの割合であるのか気になったので
ちょっと類推してみようと思った。

僕が1年間につくる求人広告の本数を調べてみると、昨年で大体500本弱。
その中から、残業ゼロの募集を
下書きのテキストデータから検索したりして探すと、2本。
つまり雑すぎる類推によると250社に1社は、
そんなホワイト企業ということです。全体の0.4%。

※まぁ、もちろん厳密に言えば僕が担当しているのは特定の職種の募集なので、その職種(例えば経理)では、残業ゼロでも他の職種(例えば営業)では残業があるということは普通にあるし、同じ会社の広告も制作しているので、正確には250求人に対して1求人ということでしょうか。

ちなみに、こういった募集にどれくらいの数が集まるかというと
信じられないくらい、多くの応募が集まる。

例えば、ある残業ゼロ募集では平均相場の20倍強の応募が集まった。
たぶん倍率にすると300倍。
あまり大きな会社ではなかったから応募者の対応で
てんやわんやになってしまって、そういえば掲載を途中で止めたのだった。

ということで残業ゼロの職場を探す方、
丹念に求人媒体を探せば、運良く見つけられるかもしれませんよ。