求人広告屋の掘った穴

記事には書けないことを、吐き出したい。

求人広告営業マンの本性を見分ける方法。

身内の恥をさらすようなのだけど、求人広告の営業というのは
他の業界の営業と比べてもあまり質が高いとは言えない。

商品が分かりやすく、売るのに
専門的な知識が求められない(本当は、必要のはずだけど)から、
キャリアが浅くても一人前の顔して売れるので、玉石混淆で、石が多い。
実際、新卒一年目でも明るく元気なら売れちゃうような世界なので、
それはそれでいいのかもしれない。

で、力量に差があるのは仕方ないと思うのだけど、
まったくもって嫌になるのが、クライアントの採用成功なんて、
なんの興味もなく、とりあえず数字さえ上がればいいという営業マンの存在だ。

そりゃ営業である以上、数字を追うのは当然だ。
でも、クライアントを、叩けば自分の数字を吐き出す
便利な機械
くらいにしか思ってない、最低のモラルのヤツがいる。

広告枠が売れればOK。後は、野となれ山となれ。
むしろ採用に失敗した方が、また出稿してもらえるかもとか思ってる。

こういう手合いとの仕事は、本当にイライラする。
別にキレイ事を言いたいわけじゃないけど、
お金をもらった分は、当たり前の仕事をするのが筋じゃないだろうか。

でも、不思議なことに、こういうタイプの営業は、お客様ウケがいい。
たぶん後先考えず、威勢のいいことを言うからだと思う。

じゃ、どうやって自分の会社に営業にきている、
求人広告営業マンの本性を見分けるのか。

それは全く相場とは合わない掲載の依頼をしてみることだ。
例えば、
ITエンジニア×経験者の採用をアルバイト媒体の小さい枠で。
一般事務×未経験の採用を、正社員系媒体の上から2番目くらいの大きな枠で。

「え、そんなの採用できるわけないじゃん。常識的に考えて」
「え、そんな採用に、そんなにお金かける必要ないじゃん」

というのをお願いしてみる。まず、それで2つ返事で承ったら、
そいつは、たぶんあなたの会社の採用のことなんて、何も考えていない。
少し知恵の回るタイプなら、予防線は張るかもしれないが、結局は受けるはずだ。

ちなみに、本当に採用の相場とか媒体に関する知識がない場合も考えられるけど、
それはそれで無能であることが分かるので、いいと思う。